2007/5/8. 9 栃木支部新潟遠征(海)

■先の
「HELL WEEK(一般にはG.W?とか言われてるらしい)」も終わり、ようやく繁忙期から開放されたので、
栃木支部で海に行ってきた! 参加は私(シュウ)とタクであり、

この遠征に行きたいが為に
「H.W」を乗り切れたといっても過言ではなかろう。

■初日(8日)
 
日付が変わって、真夜中に栃木から新潟に向け出発。連勤の疲れが残っていたため、途中仮眠をとりつつ新潟に到着。
情報では天気は晴れで、気温には問題無い(実際27℃まで上がった)。
前日まで少し雨が降っていたこともあり、濁りが残っていないことを祈っていたのだが、残念ながら視界良好とはいかなかった。

最初のポイントでおおよそ5mといったところか。
下見が済んだところでお互い着替えを始める。正直、太ったせいでスーツが若干きつく感じるな。

買ったときはまだ
タバコ吸ってたからなぁ

AM7:00

準備が整ったところでお互いに入水。まだ5月ということもあって、水温はまだ冷たいものの問題の無いレベル。
それより問題なのは、やはり濁りである。手前より沖に出るにつれひどくなっているような・・・。
まあ、ホンダワラたっぷりの影響もあるのだろう。始めのうちはお互いに違う進路をとりつつ、沖の沈み根付近で合流することに。

分かれて1分ほど経った時である。潜って岩影から覗くと
早速黒鯛(確実に40はある)に遭遇!

水深約3.5mほどで、距離は遭遇時から射程内!ゴムは引いてあったため、即撃つと上部にヒットした。
この時脊髄を貫通していたらしく
「キルショット」だったため、押さえの必要も無く簡単に取り込めてしまった。

サイズは43cm。自己記録と同じである。ああ、あと1cm長ければ・・・。ちなみに入水してから
3分経っていない。

 
チャンスを物にした!!  黒鯛43cm。なんか顔色が悪くね?


当然ながら嬉しくもなり「のっこんでいる」期待感を大きく持つ事ができた。


「今日はイケてる日だ」と・・・・


合流したら自慢してやろうと思いつつ、合流地点に向かいつつ魚を探すものの、最初の1匹以外とんと魚を見ていない。
黒鯛はおろか、アイナメやメバルの良型もいないのである。

合流地点でタクと合流。早速自慢しようとして近づくと、


ん?なんかついてる・・・(しかもデカイ)。


黒鯛45cm!!しかも、お互い同じこと考えてたらしい。俺の43が・・・orz。
この黒鯛、潜っていって、棚から海底を覗いた所にいたらしく、先読み&ステルスで後方からの捕獲であったという。

 
黒鯛45cm。  ヒレピン。勝利のグー。


とにかく、今夜のおかずに困ることは無くなった。引き続き魚を探すが、濁りがひどいのもさることながら、魚がほんとにいない。
まだ早かったかな?いろいろ根を覗いたりしていると、メバルの巣を見つけることが出来たので捕獲。

サイズもなかなかのが複数いる。。

結局、このポイントでは 俺(シュウ)・・・黒鯛43cm                タク・・・黒鯛45cm
                メバル2匹(23、25)
                カサゴ13cm(メバル外したら付いてきた)


という結果に。うむ!!、今夜は
うまい飯が食えそうだ。

初日突果。上がタクの黒。他はシュウ。 タマゴででっぷり!! ナガサの切れ味とタクの技が冴える。


PM12:00

疲れた&はら減ったということもあり、いったん道具をたたみ飯を食いに出かけ、同時に買出しも済ませる。
普段だと、夕飯の主食は、米orうどんになるのだが、今回はタクの案で「餅」にすることに。夕方に備えて仮眠もとった。

※この時の写真も撮りましょう。by BH事務局

PM15:30〜

カロリーと睡眠を補給し、ポイントをかえて初日最後の潜りを行う。
午前の段階では波も30cm程度だったのだが、夜に近づくにつれ波が高くなってきたようだ。
とにかく入水してみるが、
視界がかなり悪い。3mぐらいだろうか。
沖のほうに出れば潮の流れで濁りが少しは良くなるかと思い、行ってみたもののまったく変わらず。

むしろ、波が高い分よけいにひどい。結局勝負にならず岸に引き上げる事に。

途中「奇跡のヒラメ」を期待して海底を探しつつ戻ったのだが、35ぐらいのヒラメorカレイに遭遇できた。

が、向こうのがこちらに早く気付き逃げられてしまった・・・。視界さえ良ければねぇ。
これ以降特に熱い出来事も無く、道具を片付け野営の準備に入る事に。

しかし、先の黒鯛はお互い見事にチャンスをモノに出来たということになるな。

天気が良かったぶん、寒くも無く非常に心地よい状態だ。今夜の料理は、黒鯛の刺身とメバル&カサゴの塩焼き、醤油餅というシンプルなものにした。
今回黒鯛は、タク所有の「フクロナガサ」で下ろされた。本人曰く、でか過ぎて少々やりにくいとのことだがそこは技でカバー。

しかし、切れ味はさすがで身が綺麗に切れていった。

タク料理長の叉鬼山刀「黒鯛」を捌く ※カーソル当てると画像が変わります。
頭を落とす。大型だけに骨・鱗ともに堅い。 慣れないと力を入れてしまう。それが一番危ない。 綺麗に切れました。背に刃を入れる。
背骨にコツコツと刃先を当てるように入れる。 身を打つとこれがね・・・。腹側からも同じ要領で。 2枚、3枚と下ろす。中落ちの薄さをみろ!
刺身用の半身。皮を引いて行く。皮に臭みがある魚もいるのでこの作業はけっこう重要。皮が美味い魚もいるので破かぬように皮を引く技術も大事。 さて、捌きと3枚下しの下処理なんぞはソコソコ切れ味があり、いっぱしの突人や釣人ならばどんな刃物でも出来る。ここからは山包丁とも言われる叉鬼山刀の切れ味が物を言う。 刺身にも色々ある。平切りそ切り糸切りなど。身の堅い魚は薄めに。柔らかい魚は厚めになど魚種や料理によって変わってくる。ナガサはそのほとんどに対応可能な切れ味。それでいてにもなるのだ。まさに万能刃物。

黒鯛の刺身の完成。何気にまな板が大して汚れていない事をアピール。ハイハイ、いい腕ですよ、ハイ。BH一の包丁捌き!!

ここでうちらしく(BHらしく)刃物にうんちく(また始まった・・・)を垂れさせていただこう。 byリョウ

山越えなど山を経由して魚突きポイントまで行き、その日のキャンプは近くの山中や浜でというスタイルの突人(つきんど)
には6寸(刃渡り18cm)の
叉鬼山刀(フクロナガサ)を薦める。
浜猪と言って、特に南国では蟹などの食糧を求めて海にも猪は多く出没する。当然、近隣の山が寝床だ。
いざというときにコイツがあれば心強い。知っての通り、槍にもなり、包丁にもなり、鉈にもなる。
6寸ゆえにメインである料理は出刃包丁感覚で使える。6寸ゆえ対して重荷にもならず、なおかつこの護身性能。

あなたの名前を刻んで貰えば一生物の家宝となること請け合い!!

その格好良さにごきげん!!


西根打ち刃物さんにお金もらってんの?と思われるかもしれないがそんな事はない。

良いことずくめだが当然
「弱点」もあります。

まず第一に「錆」

和刃物なので油断すると速効で錆びる。

第二にはその切れ味と鋭さ

腕がない素人が持ってもまず持て余す。


鋭すぎる切れ味が
かえって素人には危ない

切れない刃物ほど余計な力を使う為、一番危ないが切れすぎも素人には危ない。

第三にフクロ状の柄

そのフクロが槍としての柄を差し込む最大の特徴だがそれが最大の欠点でもある。
鉄肌むき出しの柄は濡れた手での作業では非常に
滑る。冬は皮膚が張り付いてしまう。
柄に何かを巻くなどの対策が必要。だが、魚臭さがその
「巻いた物」に移ってしまい、後々悪臭を放つ。

錆対策も含めてこまめにメンテナンス出来ない人は持つべきではない。



博士の
うんちくも終わり
、準備が整ったところで夕食に。

まずは黒鯛の刺身(俺のやつね)からいただこう・・・・・・・・





































くせぇ。


刺身でははずれだったらしい。うーむ。黒鯛の
あたりはずれはどうにかならんか。

この刺身は網焼きにする事によって、美味しく食べる事ができた。個人的には、黒鯛は火を通した料理の方が好きかもしれないな。

メバル&カサゴはやはり
安定してうまい。はずれがない魚というのはありがたいもんだ。
ところで今回の主食である「もち」だが、アウトドア活動ではなかなか便利な食材であると
改めて感じる事ができた。

 
シンプルに塩焼きに。


まず、煮てよし焼いてよしの利便性と料理のしやすさ。高いカロリーと、いいところがけっこうあるのである。
今後もいろいろな所で使ってみたいね。魚を肴にビール飲んで、この日は就寝。さすがに疲れた。

※キャンプ風景(テントや焚火)の写真も撮りましょう。by BH事務局。

■2日目(9日)

AM7:00

気候が暖かいと、途中で起きることなく爆睡出来るのがうれしいところだ。朝目が覚めると既に7時を回っていた。
とりあえず火を起こし飯(昨日のもちの余り)の仕度に入る。今思えば、
インスタントの味噌汁なんかがあると嬉しかったな。
(バカ者!作れ! byリョウ)

飯を食い終わるとまずはベースの片付け。BHでは出したゴミ以外にも、
世話になった地のゴミ広いも行っている。

海岸だけに、漂着したゴミ(ペットボトル等)が多い。

ボランティアだが次世代までこのBH伝統のベースキャンプであるこのポイントを残したい。漁師さんとも幾度となく揉めた。
いまでは魚ならいいとの事で和解している。大切にしていきたい。


片付けを終え、潜りの準備に入るが、やはり濁りがまだきつい。波は落ち着いたので、入る事自体は容易だが。
実際入ってみると濁りは最悪。はっきりいって昨日よりひどい。沖のほうですら2mあるかないかという状態である。


ってか、ヤス先(銛先)が見えん。


今回も沖の根で合流するという形をとったのだが、もちろん合流するまでに獲物らしい獲物は見ていない。居ても見えないかも。
お互い合流した時点で「今日はムリ」と思っており、あと少し潜って帰んべなどと言っていた。

が、その直後である。タクが
キジハタ46cmを捕らえた!離れて2〜3回目のダイブである。

聞くところによると、いつも覗いている穴を見ると何か大きな魚がいることに気付きヤスを放つ。
かなり暴れたらしく、押さえには苦労したらしい。視界最悪の為、放った直後は魚種の判別が困難だったとのことだが、
引きずり出してみたらキジハタであったという。沿岸でこのサイズはかなりのもんであり、お互い初めて見た。

実に立派なガタイである。

五月初めでキジハタ。異常気象の影響か??それにしても美味そうだ!!

これによって消えかけた火が再び点き・・・




















潜りまくること約30分・・・・


















・・・魚がいねぇ。



上がる直前に40cmぐらいの黒鯛を目撃するも、海草から急に飛び出してきた為対処出来ず。
結局、この後は無理と判断し引き上げることに。こうして、今回の潜りそのものは終わりとなった。

獲物の総計   シュウ・・・黒鯛43cm              タク・・・黒鯛45cm
              メバル2匹(23、25)               キジハタ46cm
              カサゴ13cm


勝敗は火を見るより明らかだな。いつかは抜かすぞ。

PM7:00

新潟を出てから約6時間。ようやく栃木に到着(色々寄り道したけどね)。
キジハタは刺身と塩焼きになり(今回もナガサで下ろした)、黒鯛はムニエルに変身。

鱗が固いのでしっかり落とす。 顔。美味そうだ♪ 頭を落とす。家でも使えばかなりの腕になる。
どうするか?? 背包丁ならぬ背山刀。 身離れもgood!!美味そう!
見ろ!このぷりぷり感を!! 皮を引く。 今回は節の右側から平切りに。
刺身を冷蔵庫で軽く寝かせる。 こちらは黒鯛のムニエル。 投下!!リョウの息子、ユウの大好物。
・・
頭は当然・・・ 煮付けでしょ。鍋も最強に美味いがな。 塩焼き。
盛り付けがめんどくせぇからこのままで。


どちらもうまいがキジハタが絶品で、塩焼きと刺身共にうまみと脂ののりを感じられた。

海はまだまだこれからが勝負。次も良い獲物にめぐり合いたいものだ。


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栃木支部 2007年 海開き(BH春キャンプ)