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《私の本棚 第百二》 平成17年9月「泣いてもいい?」 グレン・リングトゥビズ 作 ---- Mortal を考える Mortal とは、「やがては死すべき運命の」という意味に訳されています。 黄泉の国の使者が、子供達の大好きなおばあさんを迎えに来ます。どうかして使者に帰ってもらおうとしますが、使者か ら「死」の意味を教えられます。 日々の暮らしの中で、暗くジメジメばかりしていてはいけない。かといって、毎日ルンルン気分ばかりでもいけない。その 両方があってこそ、楽しさも倍増する。それと同じように、「死ぬ」ということがあるから、「生きる」ことが大切になるんだよと。 月日が経ってから子供達は問いかけます。「死神さん、泣いてもいい?」 と。 私は自分の6歳の誕生日を初めとして、生活を共にした8人の死を見てきました。mortal は重い実感です。 辞書にこんな例文があります。 a happy mortals (幸福な人たち) 確かに、もし死というものがなければ不幸かも知れません。 この本は何歳迄の読者に耐えうるでしょう。
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