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《私の本棚 第七十六》 平成15年7月 「天の川縁起」 小泉 八雲 著「怪談」で有名な、本名 Lafcadio Hearn氏は1904年に亡くなっていますが、この文章はその翌年に出版されています。七夕祭り の起源や地方の風習、万葉集に現れる七夕に関する歌が紹介されています。 天空の皇帝の衣装を織って暮らす姫がいたが、ある日美しい青年が牛を牽いて通りかかるのを見て恋をします。二人は互い に夢中になりすぎて機織りと牛の世話がおろそかになり、天の川を挟んで暮らし、年一回七月七日だけ会えるという罰を与えら れます。哀しくも美しく夢のある伝承です。 七夕はもともと「棚機」と書きます。笹に願い事を書いた短冊を結びつけると願が叶うというのは、織り姫星と彦星にあやかっ たものです。因みに七月を「文月」と呼ぶのは、古来七月には天上の恋人達を歌に詠むことが多かったからといわれています。 天の川には、夏の大三角形といって天頂に近い方からベガ(織り姫星)・デネブ・アルタイル(彦星)のひときわ明るい大きな星 が三つ見えます。十数年前、奈良県大杉谷の山小屋横の吊り橋から、山の稜線に切り取られた空一杯に輝く無数の星と三つ の星を、小学生の娘と二人で眺めていたことを忘れ得ません。
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平塚市 七夕祭り
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