《私の本棚 第八十六》   平成16年5月

 

  「ほっとする禅語70」 渡會正純・石飛博光   監修

 禅語という高尚なものは、私にとって、日常的には身近なものではありません。ですが、毎日を何となく過ごしていると、言い

ようのない不安というか心の渇きを感じるときがあることも事実です。この本の中に「無常迅速(むじょうじんそく)」「一行三昧

(いちぎょうざんまい)」という言葉があります。無常迅速とは人生はあっという間だからという意味で、一行三昧とはなんでもい

いから一つのことに邁進するという意味です。

 人生80年といっても、それは過ぎ去ってしまえば刹那です。何となく怠惰に過ごした時間に対しては、「あぁーっ」という気持ち

が残ります。一つのことに懸命に取り組んだ時間に対しては、例えそれが遊びであっても後悔の念は生まれてきません。自分

自身の過去と未来の時間を比較するとき、焦りを感じることさえあります。

 

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